×

ニュース

海外資料で見る ヒロシマの復興 22日原爆資料館

 原爆資料館(広島市中区)は22日午後2時から、米国など海外で集めた写真や映像の資料を紹介する記念講演会「海外収集資料から見る広島の原爆被害と復興」を同館で開く。海外での調査活動の意義を広く知ってもらう。

 資料館はこれまでに米国と英国、ニュージーランドの公文書館や博物館、個人から写真など6千点以上を収集。米軍の資料や、駐留軍の関係者が私的に撮影した写真が多く、原爆による広島市街地の被害や占領期の街の様子を伝えている。

 講演では3カ国の調査を担当した学芸員がそれぞれ登壇する。英国で収集した資料からは、被爆後の広島市街の惨状をカラーで捉えた空撮映像などの貴重な資料を初めて公開する。

 同館東館で7月下旬まで開催している、海外収集資料に関する企画展の関連イベント。予約不要で、無料。資料館学芸課☎082(241)4004。

(2020年2月21日朝刊掲載)

年別アーカイブ