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3・11メッセージ展示 新型コロナ 追悼の集い中止 避難者の会 16日から西区

 東日本大震災に伴う避難者でつくる「ひろしま避難者の会アスチカ」は16日から、震災から9年の節目に合わせて募ったメッセージを広島市西区三篠町の拠点施設「たねまく広場」で展示する。

 会員や交流のある被災者、広場近くの住民が書いたB5判の22枚。「3・11を覚えていて下さってありがとうございます」「早く子どもたちと幸せになりたい」といった当事者の思いや、「ワンチーム どこにいても」と被災者を励ます声が寄せられている。

 メッセージは、原爆ドーム(中区)そばで毎年3月11日にある追悼の集いで、ろうそくに巻いて飾るために募った。新型コロナウイルスの感染拡大で集いが中止になり、当面の間、広場で紹介する。

 新妻のり子事務局長(53)は「9年たっても被災地や被災者に心を寄せてもらい感謝している。これを機に広場に立ち寄ってもらい、避難者の現状を知ってほしい」と話している。今月の広場の開設日は月、水曜日と21日。午前10時~午後4時。(奥田美奈子)

(2020年3月14日朝刊掲載)

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