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シスター8人遺影公開 平和祈念館 2人分を新規登録

 国立広島原爆死没者追悼平和祈念館(広島市中区)は19日、爆心地から約2・3キロの楠木町(現西区)にあった煉獄(れんごく)援助修道会三篠修道院で被爆するなどしたシスター8人の遺影を新たに公開した。

 援助修道会日本管区(東京)が、日本のシスター2人の遺影を新たに登録。これまでに外国出身のシスター6人(フランス3人、イタリア2人、アイルランド1人)を非公開で登録していたが、日本の2人の新規登録を機に公開に転じた。

 新たに登録された2人は、伊藤清子さん(昨年5月に105歳で死去)と、山田アソブさん(ことし1月に102歳で死去)。

 援助修道会日本管区などによると、8人のうち、フランスの1人を除く7人が三篠修道院で被爆した。その後、祇園町(現安佐南区)の長束修練院(現長束修道院)へ移動し、院長だった故ペドロ・アルペ神父たちと負傷者の看護にあたった。(明知隼二)

(2020年3月20日朝刊掲載)

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