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ヒロシマデー追悼式典縮小 山口ゆだ苑 被爆者や遺族優先

 山口県原爆被爆者支援センターゆだ苑は26日、「山口のヒロシマデー」とする9月6日に山口市江良で開く原爆死没者追悼・平和式典について、参列者を例年の半数の100人程度に縮小することを決めた。被爆者や遺族を優先する。新型コロナウイルスの感染防止で3密を防ぐため。

 式典は1975年から毎年、原爆死没者之碑前で営まれている。近年は主に県内から約200人が参列している。今年は来賓に参列の見合わせを通知し、労働組合などの支援団体には人数を絞るよう求める。

 「原爆の日」の8月6日と9日の追悼式は30人程度で小規模なため、感染対策を徹底し予定通り行う。岩本晋理事長は「高齢の被爆者を守るためのやむを得ない措置。ことしは無理のない範囲にとどめたい」と話している。(門脇正樹)

(2020年5月27日朝刊掲載)

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