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「学ぼうヒロシマ」贈呈 本社、広島県教育長に

 中国新聞社が中学生、高校生向けに作っている平和学習新聞「学ぼうヒロシマ」の2020年版が完成し、下山克彦編集局長が18日、広島県教委で平川理恵教育長に贈呈した。

 毎年この時期に発行しており8年目。ともにタブロイド判でカラー24ページ。被爆者9人の体験証言や、改修工事を終えて7月1日に再オープン予定の平和記念公園「レストハウス」の紹介ページなどに加え、原爆被害や核兵器を巡る今の問題を考えるコーナーもある。

 下山編集局長は「学校も新型コロナウイルスの影響を大きく受けているさなかだが、被爆75年の節目に生徒がヒロシマに触れる教材として広く活用を」と要請。平川教育長は「ワークシートが付き、まとまった内容。各学校で使ってもらいたい」と話していた。

 中学生用、高校生用合わせて約22万部を広島国際文化財団の協賛を得て発行。県内全域の中学・高校と、山口県東部の11市町の中学に、中国新聞販売所を通じて無料で順次配布している。(金崎由美)

(2020年6月19日朝刊掲載)

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