×

ニュース

原爆被害伝える複製画やパネル 東広島で巡回展

 75年前に広島と長崎に投下された原爆の被害を伝える原爆展が6日、東広島市役所1階ロビーで始まった。10日まで。無料。

 市原水協の主催。基町高の生徒が被爆者からの聞き取りを基に描いた「原爆の絵」の複製画31点や被爆直後の広島市内を写したパノラマ、同市内最大級の被爆建物「旧陸軍被服支廠(ししょう)」(南区)を紹介するパネルなど30点を展示している。

 会場を訪れた東広島市安芸津町の農業武田恵宗(けいそう)さん(39)は「被爆の実体験を記録した絵は初めて見た。被爆者の高齢化が進む中、継承の重要性を実感した」と話した。

 午前8時半~午後5時15分(最終日は午後4時15分まで)。17日から8月23日まで同市の黒瀬、八本松、高屋、安芸津、福富町の5カ所を巡回する。市原水協事務局☎082(423)0712。

(2020年7月7日朝刊掲載)

年別アーカイブ