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高知沖米機墜落 照明が視界遮る 米軍、新たに要因公表

 2018年に米軍岩国基地(岩国市)海兵隊のFA18ホーネット戦闘攻撃機とKC130空中給油機が高知県沖で接触、墜落した事故で、米海兵隊は新たな調査結果を公表した。従来の調査には多くの不正確さがあったとし、事故機のパイロットが別の機体の照明で視界を遮られたことなどが要因としている。

 事故は同年12月6日未明の訓練中に発生し、乗員6人が死亡した。今月2日に海兵隊がホームページ上で公開した調査報告は、FA18のパイロットが照明でKC130を見失ったとし、「一連の状況ではどんなパイロットでも回避は非常に困難」と結論付けている。

 昨年9月の当初の調査ではパイロットの習熟不足や睡眠導入剤の摂取などが原因としていた。

 山口県と岩国市は「防衛省に詳しい内容や見解を説明するよう求めている」としている。

(2020年7月8日朝刊掲載)

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