原爆資料館に30カ国首脳から平和メッセージ

'00/8/2

 世界平和実現への決意を込めた平和メッセージが三十カ国の首脳 から広島市へ届き、中区の原爆資料館東館で一日、展示が始まっ た。

 「広島への原爆投下はこの世紀で最悪の人類の惨禍」(ラトビア のビケフレイベルガ大統領)、その後も続く核兵器の備蓄は「人類 の存続に唯一最大の脅威」(バングラデシュのハシナ首相)―。

 核兵器を「絶対悪」とみなす意見が目立ち、内戦が続いたカンボ ジアのフンセン首相は「人類の繁栄には、戦争が未然に防がれ、原 子爆弾などの大量破壊兵器が全廃されることが不可欠」と書いた。 ブラジルのカルドーゾ大統領は「広島を思い出すことは、核兵器廃 絶に向けてのわれわれの不断の努力のよき励みになる」と思いを寄 せた。

 アイルランドのマカリース大統領は、今春の核拡散防止条約(N PT)再検討会議に触れ、「核兵器の全面廃絶達成への核兵器国に よる明確な約束がされた。広島市の平和宣言を心待ちにしている」 と記している。

 広島市は昨年、各国駐日大使にメッセージを依頼したが、今年は 首脳に呼び掛けた。核保有五カ国とインド、パキスタンからは届い ていない。


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