原爆死没者名簿を公開/資料館東館

'00/8/2

 原爆で消息が分からなくなった人を捜す手掛かりとなる原爆罹災 (りさい)者名簿など三種類の名簿公開が一日、広島市中区の原爆 資料館東館で始まった。六日まで。

 被爆直後に救護所や収容所になった学校や集会所でまとめた名簿 や、周辺の町村が保存していた収容者の名簿、広島東署で見つかっ た死没者の検視調書で、計二万三千三十九人の名前や死亡した日、 死因などが記録されている。

 また、原爆供養塔(中区)に納められている遺骨のうち、名前が 分かっていながら引き取り手のない八百四十八人分の納骨名簿と二 十一万二千百十六人分の死没者名簿も公開された。初日は延べ二十 四人が訪れ、市の担当者が応対した。


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