中国新聞社

   「核の世紀」二十世紀を生き抜いてきた被爆者たちは、高齢化や病が進み、尽きぬ思いを抱えたまま次々に亡くなっている。確実に被爆者が消え去ってしまう二十一世紀を迎えたのを機に、あらためて被爆者十人に次世代に託す思いを聞いた。 2001被爆者の伝言 

特集 物故者編 ≪上≫1980年代まで 忘れまい魂の叫び
≪下≫1990年代以降 消すまい反核の灯
松重 美人 (88) 広島市安佐南区長束
(上) ファインダー涙で曇っとった (2001.8.10)
(中) 写真の役割 核廃絶まで終わらない (2001.8.11)
(下) 体験話しよる時 倒れても本望 (2001.8.12)
丹土美代子さん (69) 広島市中区基町
(上) 自分だけ生き残り申し訳ない (2001.8.8)
(下) 悩み語り合える場 ほしかったんよね (2001.8.9)
金 立さん (83) 東京都青梅市
  手帳もらい日本で生き残った (2001.8.5)
安井 晃一さん (77) 札幌市北区
(上) 原爆症認定 距離で線引きおかしい (2001.8.3)
(下) 地方で暮らす厳しさ 想像以上 (2001.8.4)
竹内 武さん (73) 広島市西区己斐本町
(上) 医療給付実現うれしかった (2001.8.1)
(下) 手帳1人でも多く取得を (2001.8.2)
中谷 玉江さん (69) 広島市中区江波東
(上) 両親に「ごめんなさい」言えんかった (2001.7.26)
(中) 教え子に勇気もらい語り始めた (2001.7.27)
(下) 若い人、少しでも原爆と向かい合って (2001.7.28)
瀬戸 高行さん (75) 広島市安佐南区相田
(上) 二世の健康問題 早く結論を (2001.7.24)
(下) 核兵器廃絶まで座り込み続けんと (2001.7.25)
沈 載烈さん (75) 韓国釜山市
(上) 日韓で違う待遇 差別でしかない (2001.7.22)
(下) 死ぬ前に韓国で援護法を受けたい (2001.7.23)
金崎 是さん (84) 広島市西区福島町
(上) 見えるうちに惨状描きたかった (2001.7.19)
(中) 女学生 なぜ助けられなかったのか (2001.7.20)
(下) 冷淡な国 怒りおさまらん (2001.7.21)
米田美津子さん (72) 広島市中区榎町
(上) 嫌いな言葉は「青春って何?」 (2001.7.16)
(中) 悔し涙…励まされ署名集め (2001.7.17)
(下) 「戦争はいけない」思い継承して (2001.7.18)


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