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「在外」に援護措置 首相が表明 '01/8/7

 小泉純一郎首相は六日、広島市の平和記念式典出席後記者会見 し、在外被爆者支援について、年内に厚生労働省の検討会が示す一 定の結論を待っったうえで「援護措置を講じたい」との考えを表明 した。

 具体的な支援の方向性については「保健、医療で何ができるの か、検討を進めている」と述べるにとどまった。

 終戦記念日の靖国神社参拝については「虚心坦懐(たんかい)に 熟慮中」と語り、与党内にも参拝中止の意見が出ていることに配慮 した、最近の発言を繰り返した。

 米国のブッシュ政権による包括的核実験禁止条約(CTBT)を 死文化する動きには「米国にも事情はある」とした上で「日本は唯 一の被爆国であり、核廃絶へ向け努力を続ける」と述べた。

 国が平和記念公園に建設中の原爆死没者追悼平和祈念館の展示説 明文問題では、「各方面に意見を伺っている」とだけ発言。被爆者 団体が要望している「国策の誤りが戦争につながった」との文言を 盛り込むかどうかは明言しなかった。


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