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ヒロシマを撮る 米の14歳映画監督 '06/7/17

 ▽被爆証言聞き取り

 原爆ドキュメンタリー映画「魔法のランプのジニー」(十六分)の監督で、米国シカゴ市に住む中学生スティーブン・ソター君(14)が初来日し十六日、広島市中区の原爆資料館などを訪れ、被爆者から話を聞いた。(山成耕太)

 母親のケイティーさん(49)と訪れた原爆資料館では、「写真で被爆状況を見ていたが、町全体がほとんど破壊されている」と言葉少なに。焦げた三輪車や、白血病で亡くなった佐々木禎子さんが折った鶴などを食い入るように見詰めた。

 続編制作のため被爆者三人にもインタビュー。原爆投下前日や当日の様子、戦後の生活などについて聞き、証言をビデオカメラに収めた。撮影に応じた広島県被団協(金子一士理事長)の吉岡幸雄さん(77)=南区=は「六十一年前の惨劇を伝えようとする姿には頭が下がる」と話した。

 ソター君は昨年、「同世代の若者に原爆の恐ろしさを伝えたい」と映画「魔法の−」を作った。マンハッタン計画に携わった関係者ら七人をインタビューした映画は、核拡散防止条約(NPT)再検討会議の間、会場の国連本部で上映された。

 来日は非政府組織(NGO)ピースボート(東京)の招きで実現。映画は、七月下旬の東京平和映画祭への出品を前に十七日午後二時から、中区の市青少年センターで上映される。ソター君の講演会もある。参加費五百円。

【写真説明】被爆者の証言をビデオカメラに収めるソター君


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