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早稲田ジャーナリズム大賞 本紙記者を表彰 '02/10/21

 「第二回石橋湛山記念 早稲田ジャーナリズム大賞」の授賞式が 二十日、東京の早稲田大記念会堂であった。公共奉仕部門で大賞に 選ばれた中国新聞社の田城明編集委員(55)らに賞状とメダルが贈ら れた。

 式は、同大の創立記念式典の中で行われた。約五千人が出席。奥 島孝康総長が「人類が二十一世紀に解決すべき課題をえぐり出し た」と賞状を読み上げ、平山郁夫氏デザインのメダルとともに田城 委員に手渡した。

 選考委員代表のジャーナリスト鎌田慧さんは、「受賞作は日本が 世界に発する大きなメッセージだ」と講評。受賞者へのインタビュ ーで田城委員は「放射性物質などを安全に管理し、次世代に美しい 地球を残すのがわれわれの使命」と述べた。

 田城委員は、核兵器の製造や原発によって生まれ続ける被ばく者 の実態を、連載企画「21世紀 核時代 負の遺産」で報告。フォト ジャーナリスト広河隆一さん(59)も公共奉仕部門で受賞した。

【写真説明】早稲田大の奥島総長(左)から賞を贈られる田城委員

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