放置薬きょう放射能汚染検出せず 沖縄の劣化ウラン弾

'00/6/2

 沖縄県西原町の資材置き場に使用済みの劣化ウラン弾とみられる 薬きょうが放置されていた問題で、外務省と科学技術、防衛施設両 庁でつくる調査チームは一日、同町の現場で薬きょうの汚染検査な どを行い、「異常はない」と発表した。

 検査は約一時間にわたって実施。薬きょうが入ったドラム缶の周 辺五カ所で空間放射線量率を測定し、通常レベルと変わらない数値 を検出した。また、薬きょう計四百七十三個の表面と、発見前にド ラム缶が置かれていた場所の表土もアルファ線測定器で検査した が、反応はなかったという。

 調査チームは周辺土壌を持ち帰り、今後詳しく分析するが「ウラ ンは半減期が長く、数年前のものであれば異常が検出されるはず。 問題はない」とした。


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