english

DVDやトークで交流


第35回ひろしまフラワーフェスティバル(FF)会場内のちゅーピーひろば(広島市中区)で5日、「ひろしま国ジュニアライターと語ろう!学ぼう!遊ぼう!」を開きました。ひろしま国として初のFFでの催しで、約100人が参加しました。模様はインターネットで動画中継しました。

印象に残った取材などを発表するジュニアライター(撮影・中3坂本真子)

まず活動を紹介したDVD「ひろしま国へようこそ」を初上映。フリートークではジュニアライター3人が印象に残った取材や平和のためにしたいことを話し、会場からの質問にも答えました。

高校3年高田翔太郎さん(17)は、途上国で少年兵が仕事に就けるよう支援する人への取材を挙げ「将来への夢が広がった」と発言。中学3年佐々木玲奈さん(14)は、平和のために「大人になっていろいろできるよう、今は知識を蓄えたい」と話しました。「ペットの命」「いじめ」など身近な問題を取材してきた中学3年来山祥子さん(14)は、取材内容を友達に話し、解決のために働きかけたいそうです。

平和をテーマにしたかるたを楽しむ来場者(撮影・中3坂本真子)

会場からは「今後ひろしま国で取り上げたいテーマは」の質問が出ました。高田さんは、広島の復興の歴史を調べ、東日本大震災の復興に生かす記事を書きたい、と回答。佐々木さんは「大震災で、みんながした募金がどう使われるか調べたい」と答えました。

広島の原爆に関する「ヒロシマ検定」には17人が挑戦しました。「落とされたのは何年?」は15人、「投下目標になったのは?」は全員が正解。「投下後、いち早く咲いたと言われる広島市の花は?」は7人しか正解しませんでした。正しくはキョウチクトウですが、アオギリと答えた人が多かったです。平和をテーマにしたかるた大会は、小学生から高校生までの15人が楽しみました。

広島女学院中2年中島美柚さん(13)=広島市西区=は「中高生がみんなで一つの新聞を作るのがかっこいいし、平和について深く考えていた。広島に住む私たちが世界に平和を発信すべきだと、あらためて感じた」と話していました。(高3・岩田皆子、中3・木村友美)