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■賛同者メッセージ
和解の心 共有したい/ナスリーン・アジミさん

 人びとが顔と顔を見ながら交流する以上に、互いに相手を真に理解し、近づけ合うものはありません。

 「広島世界平和ミッション」の第一陣派遣メンバーは、間もなくイスラエル、南アフリカなど中東アフリカ地域へ旅立ちます。訪問国はそれぞれに核兵器開発能力を持っていたり、その野心を抱いている国ですが、使節団はこのユニークな機会をとらえて、訪問地の人びとがどんな希望や不安、不信を抱いているかに耳を傾けようとしています。

 その一方で、想像を絶する原爆の惨禍を体験した「広島市民」として、核戦争の悲惨な現実を伝え、平和と和解の精神を共有したいと願っています。

 もっとも、だれ一人として本当の地獄は想像できないでしょう。被爆者が味わった苦悶(くもん)や苦痛を完全に人びとに伝えることも困難なことです。

 しかし、私たちは今、少なくとも次のことを十分に理解しているだろうと思います。つまり、私たちが情熱と緊急性をもって行動しなければ、私たちの住む世界、輝ける青い地球は、非常に危険な核戦争の断崖(だんがい)に向かって進んでいるということを…。

 日本国憲法の草案づくりにかかわったことなどで知られる私の友人の米国人女性、ベアテ・シロタ・ゴードンさんは「結局、世界中の人びとは違いよりも、はるかに共通点が多い」という点を自らの体験から強調しています。

 広島からの使節団はきっと、この旅で出会うすべての人びとに平和のために手をつなぐことの必要性と、核兵器の危険を確信させてくれるに違いありません。

【写真説明】ナスリーン・アジミさん 国連訓練調査研究所 アジア太平洋地域広島事務所長(44)


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