中国新聞


親業学んで「あったか家族」
東広島の団体 冊子を作製


 ■訓練講座生かす

作製したハンドブックを手にする梶本代表(右)と、インストラクターの岡本さん

 東広島市内の母親グループ「おやぎょうでLet’s communicate」が、ハンドブック「あったか家族 ほっとコミュニケーション」を作った。親子関係の築き方を学ぶ「親業訓練講座」で習得したノウハウ集。五百部作製し、公民館などに配る。

 A5判、二十二ページ。悩んでいる子に使ってはいけない十二の口調などのポイントのほか、訓練を実践したメンバー親子の会話例が書いてある。

 親業訓練は「子の気持ちを聞く」「親の気持ちを率直に子に伝える」などの方法を身につけるトレーニング。同市八本松町正力の親業訓練インストラクター岡本邦代さん(41)が自宅などで講座を開いている。

 グループ「おやぎょうで―」は修了生七人が「学習内容を広めよう」と二年前につくった。梶本良子代表(40)は「訓練を受けてからは、子どもと穏やかに会話ができるようになった。家族や友人とのコミュニケーションにも、ハンドブックを役立ててほしい」と話している。

(2005.5.17)


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