中国新聞


幼児シート着用 半数届かず
2年連続 関心薄れる?


 警察庁・JAF調査

 六歳未満の子供に装着が義務付けられているチャイルドシートの使用率は49・1%で、昨年より1・7ポイント増えたものの二年連続50%を下回ったことが九日、警察庁と日本自動車連盟(JAF)の共同調査で分かった。

 義務付けが始まった二○○○年と翌年には、交通安全運動期間中の調査で70%を超えたこともあったが、その後は低迷。警察庁は「関心の薄れが背景にある」として、取り締まり強化と保護者への啓発をあらためて推進する。

 調査は交通安全運動終了後の四月二十−三十日に、全国の百四カ所で乳幼児一万三千三十六人を対象に実施した。

 年齢別の使用率は、一歳未満が最も高く73・6%、一−四歳が48・0%、五歳は30・4%にとどまり、六歳未満全体では49・1%だった。 。

 警察庁によると、昨年一年間の交通事故でチャイルドシート不着用での死亡率は、着用していた場合の約四・一倍。

(2005.6.10 共同通信)


子育てのページTOPへ