中国新聞


教室配置に不安の声
JT跡地の小中校建設


 府中市教委が住民説明会

 府中市教委が日本たばこ産業(JT)府中工場跡地に二〇〇八年度開校を目指す統合小中学校の校舎設計に関する住民説明会が十九日夜、府中二中であった。参加した約二十人の保護者たちから、学年ごとに変化する教室配置について、不安や疑問の声が相次いだ。

 計画では、中学で「教科教室型」、小学三〜六年で「オープンスペース型」の教室配置とする。市教委は特色について「教科専門教室へ移動する中で、生徒の学習意欲向上が期待できる」「教室の間仕切りをなくし、多様な学習活動が可能となる」と説明した。

 参加者からは「十分間の休憩で、スムーズに教室移動できるのか」「現在でも騒いだり、立ち歩いたりする児童が目立つ。間仕切りをなくして大丈夫か」などの声があった。四十二億円の建設費について「高すぎる」「改築の方が効率的」などとする意見も出た。

 説明会は、八月二日まで計六会場で開催する。

(2005.7.21)


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