中国新聞


子連れ限定 上映会好評
広島市安佐南区のシネコン


 音量絞り薄明かりのまま

 赤ちゃん連れでも気兼ねなく、映画を楽しんでもらう親子連れ限定上映会「ママズ・クラブ・シアター」が十八日、広島市安佐南区のシネマコンプレックス(複合映画館)「TOHOシネマズ緑井」で始まった。中四国の業界に先駆けての試み。

 市内や三原市から八―ゼロ歳児を連れた母親や父親ら三十組が、トム・クルーズ主演のSF作品「宇宙戦争」を鑑賞した。子どもが驚かないように音量を絞り、上映中も薄明かりのまま。スリルあふれる展開に息をのむ親のひざで、赤ちゃんがすやすや眠る光景が目立った。

 八カ月の長男と来た中区の主婦村上陽子さん(27)は「子どもがぐずってもお互いさまだし、久しぶりに映画を楽しめた。家にこもりがちだったから、すごくうれしい」と笑顔だった。

 子連れ限定の上映会は、近畿、関東地方で先行。恋愛物やSFなど親好みの作品上映で好評という。馬場弘昭副支配人は「予想以上の反響」と驚いていた。

 今月はもう一回、二十五日に「スター・ウォーズ」最新作を上映。九月からは月一、二回開く。

(2005.8.19)


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