中国新聞


「学校選択制で教育活性化」
安芸高田市教委 説明会を始める


 安芸高田市教委は二十二日夜、同市向原町の向原中で、小中学校を対象に来年度から導入する学校選択制について説明会を始めた。市内六町で三十日まで一回ずつ開く。

 保護者や教師たち約二十人が参加。沖野清治教育参事が「児童生徒数が減る中、学校選択による教育の活性化、特色ある学校づくりができる」と制度の趣旨を説明した。

 参加者は「学校ごとの説明会は開かないのか」「学校選択の申請後、保護者への聴き取りはあるのか」などと質問。市教委は「学校の内容はパンフレットや直接訪問して確かめてほしい」「申請の理由があいまいなら問い合わせることもある」と答えた。

 制度内容は、市内十三校の小学校は四年生まで地元校に通い、五年進級時に隣接する一〜五校への編入が可能。中学校は旧六町ごとにある計六校から入学時に選択。区域外からの希望者には定員を設け、小学校は各校三人、中学校は五人(向原中は六人)。定員を上回る場合は抽選とした。申請は十一月一日から同十日まで受け付け、抽選は十二月二日を予定。

(2005.9.24)


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