中国新聞


学生が保育 ママ大助かり
県立みよし公園 ボランティア好評


 ■ヨガ教室満喫 育児情報も

乳児をあやす託児ボランティアの学生たち

 保育などを学ぶ三次市市内の専門学校生が、同市の県立みよし公園で託児ボランティアをしている。育児に忙しく、なかなか運動できなかった若い母親たちに好評。学生たちも授業では分からない体験ができると、張り切っている。

 キャピタル国際福祉専門学校(和知町)の福祉保育学科などの約十人。同公園職員と一緒に交代で、金曜夕のパワーヨガ教室の時間に、受講生の子どもを預かる。一歳未満児をあやしたり、幼児と絵を描いたりして時間を過ごしている。

 ヨガ教室は、若い母親たちの運動不足解消とともに、育児情報を交換する場にもなっている。生後九カ月の慎之介君を預ける十日市南の主婦橋本貴美子さん(26)は「学生たちはとても親切。託児がなければ、とても来られない」と、母親仲間と一緒に体を動かしていた。

 授業の一環としてボランティアを推奨している同校に、みよし公園が依頼し、六月から始まった。保育士を目指す一年生の赤木郁恵さん(18)は「学校では体験できない乳幼児のあやし方を学べる。一人一人の個性に合わせた保育ができるようになりたい」と話していた。

(2005.10.19)


子育てのページTOPへ