中国新聞


小田小(安芸高田)が最優秀
広島県安全地図コンクール


子ども自身が危険場所などを探して完成させた小田小のマップを手に持つ県職員

 広島県子どもの犯罪被害防止対策プロジェクトチームが企画する「地域安全マップコンクール」の受賞作品が、一日決まった。県内の小中学校、町内会などが工夫を凝らした百六十五点から、安芸高田市立小田小の作品が最優秀賞に選ばれた。

 小田小のマップは、児童七人が模造紙に通学路周辺を描いている。住民と歩いて見つけた出入り自由の空き家や地下道の落書きなどの写真九枚を張り付けた。後に空き家に簡単に出入りできないよう、大人がドアを打ち付けるなど環境が良くなった点が評価された。受賞した全七作品は同チームのホームページ(HP)で見ることができる。

 同日から、レッサーパンダの家族が安全マップを作るストーリーの新作紙芝居もHP上で公開。府中町のボランティア「ゆめなか@情報局」の脚本で、比治山大短期大学部美術科二年の高橋恵さん(20)が絵を担当し、ダウンロードもできる。

 アドレスはhttp://www.pref.hiroshima.jp/cspt/ (加納亜弥)

  他の受賞者、チームは次の通り。

 【優秀賞】福山市立東小、広島市立八木小

 【特別賞】呉市立落走小、三次市立田幸小、広島市立東原中、広島大付属東雲小二年中村綾花さん

(2006.2.2)


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