中国新聞


校内全面禁煙 教師、どこ吹く風
広島市、6校17人が隠れたばこ 


 校内全面禁煙を二〇〇三年九月に導入した広島市立小中学校のうち、六校の教職員十七人が校内で、たばこを隠れて吸っていたことが二十七日、市教委の調べで分かった。同日の市議会文教委員会で質問に答えた。

 市教委によると、昨年十一月、西区の小学校の教職員用休憩室で三人の喫煙が判明。同月末に全市立小中学校二百三校を対象に調査した結果、新たに一小学校(佐伯区)と四中学校(中、南、西、佐伯区各一校)で教職員計十四人の校内喫煙が分かった。市教委保健体育課は、個別指導などで校内禁煙を再徹底したという。

 この調査に先立ち昨年九―十月にすべての校長を対象にしたアンケートでは、全員が「完全に校内禁煙が実施できている」と回答していた。

 市教委は〇三年九月、全国でも早く校内の全面禁煙に踏み切った。ただし罰則はなく、「努力目標」と位置付けている。(宮崎智三)

(2006.2.28)


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