中国新聞


登下校見守り組織化
広島県海田町推進本部


 ■子どもの安全 HPに対策

 広島県海田町子ども安全対策推進本部(本部長・山岡寛次町長)は、子どもたちを犯罪から守る九項目の対策をまとめ、ホームページ(HP)に掲載している。登下校の見守りに取り組む学校安全ボランティアの組織化などを盛り込んでいる。

 学校安全ボランティアは、町内すべての小学校区で募集する。登下校の見守りや通学路のパトロールなど息の長い活動にするため、町が自治会や各種団体と連携し、組織化を図る。

 町内の四小学校はすでに、子どもの目線で「入りやすく、見えにくい」場所を点検した地域安全マップを作製中。全児童、保護者、地域に配布して、情報を共有する。

 不審者情報を町のHPに掲載するほか、保護者、教職員へのメール配信も計画する。町職員や教職員による下校時の防犯パトロールを継続し、企業にも日常の活動に合わせた見守りを呼び掛けていく。防犯教室の開催や新一年生への防犯ベル配布、集団下校などの取り組みも継続する。

 同本部は広島市安芸区の女児殺害事件を受けて、昨年十二月に発足した。緊急対策として、登下校時の対応を中心に九項目を設定していた。

(2006.3.10)


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