中国新聞


駅でも「こども110番」
広島県東部 福山など4駅で開始


Photo
JR福山駅に掲示された「こども110番の駅」のポスター

 子どもが不審者に遭遇したときなどに避難場所となる「こども一一〇番の駅」の取り組みが、広島県東部のJR福山、尾道、新尾道、三原の四駅で始まった。助けを求めてきた子どもを駅員が保護し、警察に通報するなどして安全を守る。

 一一〇番の駅は昨年四月、近畿地方の四百八十五駅で始まった。子どもを狙った犯罪が相次いでいるため、今月から全国の鉄道業者百七十一社の二千八百十九駅に活動が拡大された。

 福山駅では、南北の入り口や改札口に、人気キャラクター「きかんしゃトーマス」をあしらったポスターとステッカーを掲示した。同駅の萩原博夫旅客助役は「駅はいつでも人がいる安全な場所。子どもたちを守る手助けができれば」と話している。(山本和明)

(2006.4.4)


子育てのページTOPへ