中国新聞


託児室を開放へ
広島市中区の市女性教育センター


 館利用者以外もOK

遊具の並ぶ児童室で、有効な活用方法について話し合う香川館長(左)ら

 広島市中区の広島市女性教育センターが、九月から児童室(託児室)を館内の利用者以外にも開放する。施設を有効に活用し、保護者のリフレッシュにも役立ててもらうのが狙い。託児をする子育てサポーターの養成講座を十九日から開く。

 児童室の広さは約七十平方メートル。飛び込んでもけがをしないクッションプールやジャングルジム、ままごとセットなどがある。これまでは講座やサークルによる館内利用者しか使えなかった。詳しい利用の規定などは九月までに決める。

 同館は市から指定管理者に選ばれた「男女共同参画社会をめざす女性教育を考える会広島グループ」が四月から管理・運営している。育児に不安を感じる保護者が多く、気分転換できる拠点にしようと開放を決めた。

 養成講座は十九日から毎週金曜に開講。全七回で、大学教授や地域の子育て支援グループのリーダーなどから学ぶほか、専門家に乳幼児との接し方や救急救命法を教わり、実習もする。定員三十人(託児付き)、受講料三千五百円と教本代千円が必要。香川恭子館長(44)は「病院や商店街、映画館も近い。安心して預けられる施設を目指したい」と呼び掛けている。Tel082(248)3312。(梨本嘉也)

(2006.5.11)


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