中国新聞


住民の手で子育て支援
一時預かりや送迎 竹原市が新事業


 竹原市は、仕事などで子どもの一時預かりを希望する家庭を対象に、地域住民の手で世話してもらう子育て支援事業を始める。両者を仲介する「竹原市ファミリー・サポート・センター」を既に開設。九月の活動開始に向け、協力者と利用者を募っている。(筒井晴信)

 託児を希望する保護者を「利用会員」、自宅で世話をしてもらう人を「協力会員」として登録。勤務時間中の世話、保育所や学校への送迎などの希望に合わせ、地理的条件にマッチした協力会員を選ぶ。その上で、事前に面会し、相性を確認してペアにする。

 利用対象は小学三年までの子どもがいる家庭で、市内に在住するか勤務しているのが条件。利用会員は一時間当たり平日六百円、土、日曜は七百円を協力会員に直接支払う。同市中央四丁目の福祉会館内に同センターを開設している市は八月、申し込み者を対象に講習会を開く。

 同センターのアドバイザー西吉文子さん(44)は「地域で子どもの面倒を見ることで、昔のような近所付き合いがよみがえれば」と期待。十四日からは大乗公民館などを巡回し、説明会を開く。同センターTel0846(22)2304。

(2006.7.5)


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