中国新聞


空き店舗利用子育て広場
三次市、CCプラザに開設へ


 スタッフ常駐 相談OK

 三次市中心部のショッピングセンター、CCプラザに今月中旬、乳幼児と保護者を対象にした「集いの広場」がオープンする。少子化対策、子育て支援の一環で、市が開設。常駐のスタッフを置いて、育児相談なども受け付ける。(二井理江)

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「集いの広場」開設に向けて準備を進めるスタッフたち

 自宅で子どもと二人きりになって長時間過ごすことでストレスがたまる母親が増えている。対策として、市は旧粟屋西小や福祉保健センターでそれぞれ週二回、同様の広場を開いていたが、郊外で人が集まりにくかったり、常駐スタッフがいなかったりした。

 一方、同プラザでは、昨年末に民間の託児室が閉鎖。空き店舗となっていたため、市の「空店舗チャレンジショップ運営事業」を活用し、集客機能の一つとして導入する。年百万円の補助金は、共益費や改修費などに充てる。

 市内に住んでいるゼロ歳児から幼稚園や保育所に通う前の幼児と、保護者が対象。日、火曜以外の午前十時から午後四時まで開く。国の次世代育成交付金を使って、保育士の資格を持つスタッフを子育てアドバイザーとして常駐させる。おもちゃや絵本を置き、子どもたちが自由に遊べるようにし、母親が買い物や美容院などにも行けるように配慮する。

 常駐する山田敬子さん(59)は「子育てについて相談したり、愚痴を言い合ったり、気軽に来てもらいたい」と呼び掛けている。

(2006.7.7)


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