中国新聞


2保育所 民間移管
来春から福山市


 2幼稚園は休園に

 福山市は四日、来春に市立二保育所を社会福祉法人に民間移管し、二幼稚園を休園する方針を明らかにした。二〇〇六〜一五年度の十年間で進める市立保育所・幼稚園の統廃合計画の一環。市議会民生福祉、文教経済委員会で示した。

 瀬戸(瀬戸町)と大津野(大門町)の二保育所を来年四月、民間移管する。いずれも移管後、老朽化した施設を新築する。瀬戸は、今月中にも保育所の運営実績のある社会福祉法人を公募。審査会の意見を受け、移管先を決定する。

 大津野は、近隣の私立保育所と統合し、統合先の社会福祉法人に運営を移管。定員百人規模とし、安定した運営を目指す。新たな保育所の施設は、現在地に整備する。両保育所の職員計十九人は他の保育所などへ配置転換する。

 幼稚園は、大津野(大門町)と西深津(西深津町)を来年三月末で休園する。両園は五歳児のみの一年保育で、本年度は園児の募集をしない。職員計八人は他の幼稚園などに移す。

 市は昨年六月、保護者のニーズや保育所と幼稚園の役割分担などを踏まえ、統廃合計画を打ち出した。〇六年度から十年間で、六十八保育所のうち園児数が百人程度の十〜十五施設を民間移管。市立の二十四幼稚園の半分程度を休廃止する。(古川竜彦、野崎建一郎)

(2006.8.5)


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