中国新聞


朝食の大切さ 作って知ろう
小学生対象コンテスト 広島県など企画


 広島県とひろしまこども夢財団は八日から、小学生が朝食作りに挑戦し、出来栄えを競うコンテスト「つくってみようよ! 自分の朝ごはん」の参加者を募集する。八割にとどまる小学生の朝食摂取率を上げようと、初めて企画した。

 県内在住の小学生とその家族が対象で、応募書類が届いた日から九月十日までに五日以上、児童が朝食を作るのが条件。作った朝食の写真を応募書類に張り、小学生と家族の感想を書き込んで応募する。

 参加希望者は二十一日までに夢財団へ申し込んで応募書類を受け取り、九月十五日までに郵送する。県などは優秀な五作品程度を表彰する。

 二〇〇三年の県の調査で、毎日朝食を取るなどの生活習慣が身についた子どもの方が基礎学力の定着や運動能力が高いことが分かった。県は〇五年度に85・2%だった小学五年男子の朝食摂取率を〇九年度末に95%に引き上げることを目指しており、「朝ご飯の大切さを感じるきっかけにしてほしい」と呼び掛けている。夢財団Tel082(212)1007。(荒木紀貴)

(2006.8.8)


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