中国新聞


子どもに「お薦め本」
広島県教委、HP掲載の紹介文募集


 子どもが読書に親しむきっかけをつくろうと、広島県教委は初の「わたしの・我が家の愛読書」キャンペーンを展開している。友人らに薦めたい本の紹介文を子どもや大人から募り、県教委のホームページ(HP)に掲載することなどで読書活動を推進する。

 聞く、読む、話す、書くの四つの力の向上を目指して、二〇〇三年度から取り組む「ことばの教育」の一環。活字離れが指摘される中で、感動した本や愛読書を互いに紹介して、学校や家庭、地域ぐるみでの読書を盛んにする効果を見込む。

 推薦する本を四百字程度で紹介してもらい、寄せられたすべての紹介文を県教委のHPに順次掲載する。小学生、中学生、高校生、保護者・一般の四部門で最優秀作品を選び、表彰する。

 県教委の〇五年度の「基礎・基本」定着状況調査によると、「本を読まない」割合は小学五年で10・4%、中学二年で24・2%。調査を始めた〇二年度比でそれぞれ3・8ポイント、10・5ポイント改善したが、県教委は「積極的に本を読む子どもを、さらに増やしたい」としている。

 紹介文に加え、本の書名や著者名、連絡先などを添えて申し込む。九月三十日まで。県教委指導一課Tel082(513)4976。(村田拓也)

(2006.8.24)


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