中国新聞


小中高が合同下校指導
広島市五日市3校 通学路で声掛け


 小中高校の連携で安全な登下校をと、広島市佐伯区の五日市観音西小、五日市観音中、五日市高の三校が二十二日、合同の下校指導をした。各校の教職員にPTA、広島西署員も加わり約五十人が児童、生徒らの帰宅を見守った。(山本堅太郎)

 高学年の児童と中高生の計約千人が午後三時五十分に一斉に下校。通学路に立った高校の教職員らも児童に「一人では帰らないように」などと声を掛けた。また、児童らには不審者を見かけたら高校生にも助けを求め、携帯電話などで通報してもらうよう呼び掛けた。

 三校がある観音台地区では今年、子どもが知らない人から声を掛けられたり、車に引きずり込まれそうになるなどの不審者情報が数件寄せられているという。

 五日市高は、防犯上の理由で今年から生徒に携帯電話を持つことを許可している。同高の糸満盛弘校長(59)は「教職員、生徒が地域の子どもを守る役割を果たせれば」。五日市観音西小六年の玉仙宏紀君(11)は「何かあったらお兄さんたちに助けてもらいたい」と話していた。

(2006.9.23)


子育てのページTOPへ