中国新聞


スポーツ中の託児おまかせ
庄原市総合体育館


 ■水曜午前に無料/保護者交流も期待

上=お母さん安心 子どもを預け、エアロバイクの使い方を体育館の職員(左端)に習うお母さんたち 下=経験者が世話 保護者が運動をしている間、託児スペースで遊ぶ子どもたち

 子育て、孫育て中でも安心してスポーツを楽しんでもらおうと、庄原市西本町の市総合体育館が託児サービスをしている。公共施設が託児し、利用者が自由に運動メニューを選べるのは珍しい、という。運動不足の解消やストレス発散だけでなく保護者同士の交流も深めてほしいと、利用を呼び掛けている。(梨本晶夫)

 毎週水曜日の午前十時から正午までで料金は無料。託児の対象は一歳から未就学児まで定員は十人。一階ホールの一角約五十平方メートルにマットを敷いて、ブロックや積み木などのおもちゃをそろえている。小児用ベッドも置いている。体育館が傷害保険に加入し、保育経験のある職員ら二人が担当する。

 新サービスは、同体育館の指定管理者である市総合サービスが七月から始めた。託児は無料だが、保護者は利用する施設に応じてトレーニング室利用料やテニスコート利用料などを支払う。

 このほどあったトレーニング室の機器使用講習会には、保護者十人が参加し、一〜四歳の七人が託児サービスを受けた。同市新庄町の主婦山口香代子さん(27)は、二男孔瑛ちゃん(2)と参加。「これまでは子どもから目が離せなかったので、運動したくても全然できなかった。これからは毎週利用して体力を付けたい」と喜んでいた。

 小林勝彦館長(63)は「毎日、家事や育児に忙しい保護者に、たまには気持ちのいい汗を流してほしい。体育館の利用促進にもつなげたい」と話している。託児は予約も受け付ける。市総合体育館Tel0824(72)8000。

(2006.9.27)


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