中国新聞


国語以外は英語で授業
福山の英数学館小、来春にクラス新設


 福山市引野町の英数学館小は来年度から、国語以外の授業を英語で教える「イマージョン教育」に乗り出す。小学一年から英語になじみ中学就学前の習得を目指す。同校によると、中四国地方で初の取り組みという。

 イマージョン教育は、一般教育を母国語以外の言語で進めるプログラム。新設するイマージョンクラスは定員三十人。米国、英国、オーストラリア人の教師三人が算数や音楽、図画工作などを担当し、すべて英語で教える。国語と三年生から始まる社会は、日本人教諭が担当する。

 一、二年生では一日の七割以上、三〜六年生では五割以上が英語だけの授業となる。通常クラスと同じ授業時間と内容で学習を進めていく。同校は「学習の手段として英語を使うことで、英語力が身に付く。国際社会で活躍できる人材を育てたい」としている。

 従来通り日本語で授業を行うクラス(定員三十人)も継続し、来年度以降はイマージョンクラスと二学級制とする。英数学館小は八日午前九時から同校で、イマージョンクラスの体験授業や入試説明会を開く。Tel084(941)4115。(山本和明)

(2006.10.4)


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