中国新聞


「食育」視点に献立学ぶ
岩国の川下中 川下小栄養教諭が授業


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加藤さん(中央)の指導を受けながら献立を考える川下中の1年生

 岩国市中津町、川下中の一年三組の三十三人が十六日、「食育」の指導をする栄養教諭から献立作りの方法を学んだ。

 家庭科の授業の一環で、近くの川下小の栄養教諭加藤敬子さん(53)が講師を務めた。加藤さんは、主な栄養分によって分類された六つの食品群や、中学生が一日に必要な各食品群の摂取量を肉や魚、野菜などのイラストを示して説明。「摂取量を満たすよう、なるべく多くの種類の食物を使おう」とアドバイスした。

 生徒は六班に分かれて夕食の献立作りに挑戦。各班で話し合いながら、料理のレシピを参考に献立を考えた。新地生佳(たかよし)君(12)は「必要な量の野菜を取るのは大変と思った。進んで野菜を食べたい」と話していた。

 栄養教諭は栄養士の資格を持ち、大学などで必要な単位を取得した教員。昨年四月の学校教育法改正で制度化され、県内では今年、七人が採用された。(今井健太)

(2006.10.17)


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