中国新聞


弁当作りで食育学ぶ
高宮中PTA 教授ら量やバランス指導


 安芸高田市の高宮中PTA二十五人が二十二日夜、県立広島大の加藤秀夫教授たちに食育の観点から、子どもたちの弁当作りのコツを教わった。(中橋一誠)

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加藤教授(右端)に食育面から弁当作りのコツを学ぶ高宮中の保護者

 PTA役員が同大大学院生たち三人と一緒に、「サンマのカレー焼き」など栄養たっぷりのおすすめ献立を中学の調理室で料理。十品以上のなかから各自がバイキング形式でメニューを選び、持参した子どもの弁当箱に詰めて持ち寄った。

 加藤教授は「全体的に弁当箱が小さい」と量の少なさを指摘。「特に運動している子どもは、朝と昼をしっかりと食べることが大事」と助言し、ご飯とおかずが別々の器の弁当箱を薦めた。

 管理栄養士で大学院二年の森朝美さん(27)は「主食のご飯、肉や魚などの主菜、野菜や果物など副菜は三対一対二の割合で」とアドバイス。緑、赤、黄、白に海藻などの黒と「五色の彩る弁当は栄養バランスがいい」と呼び掛けた。

 佐々田祐子PTA副会長(44)は「夕飯重視だったが、早起きしてお弁当をもう一、二品増やしたい」と意気込んでいた。

(2006.11.24)


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