中国新聞


土曜も開設親子で安心
東広島市の学童保育 週6日に拡大


 ■来春から 十数ヵ所で

 東広島市は来年四月から、小学生を対象に公民館などで平日に開いている学童保育「いきいきこどもクラブ」を土曜日にも開く。週末に仕事を持つ保護者の要望が多いためで、三十二あるクラブのうち、中学校区ごとに最低一カ所ずつ計十数カ所で実施する。(治徳貴子)

 同クラブは放課後、共働きなどで世話をする人がいない児童約千八十人が活用している。現在は月―金曜の午後二時から六時ごろまで開いているが、新たに土曜の午前八時から午後六時まで開設する。実施クラブは近く決める。

 土曜も利用する場合の月額利用料は、千五百円高い四千五百円とする。市は新料金設定のための条例改正案を、八日開会の市議会定例会に上程する。

 市は七月、保護者らにアンケートを実施。回答した約千五百五十人のうち、55%が土曜の利用も望んだため、開設を決めた。また、これまで合併前の旧市、旧町で異なっていた運営方法を統一。平日の利用時間帯を午後二〜六時とし、児童の帰宅時には保護者の出迎えを求めることにした。

 高橋康裕福祉部長は「土曜に子どもを家に残す不安を解消し、子育てに優しい町にしたい」と話している。

(2006.12.7)


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