中国新聞


子育て応援720店
広島県や経済団体が新事業


 ポイントや割引 登録店、HPで紹介

 広島県や県内経済六団体などでつくる「こども未来づくり・ひろしま応援隊」が二月一日から始める子育て支援の新事業に、現時点で小売り、サービスなどの七百二十店舗が協力することになった。料金の割引などで子育て世帯を優遇する内容で、ホームページ(HP)で登録店舗の事前紹介を始めた。

 事業名は「子育て応援イクちゃんサービス」。スーパーなどは会員カードのポイントを上乗せし、理髪店やクリーニング店は料金を直接割り引く。歯科医院は保護者の診療中に子どもの世話をしたり、タクシー会社はチャイルドシートを用意したりする。

 主な対象は十二歳以下の子どもを連れた家族。登録店を訪れる場合のほか、子どもを連れていなくても携帯電話の専用HPに接続して所定の画面を示せば同様のサービスを受けることができる。応援隊は今後も二千店を目標に登録店舗を募る。

 応援隊の構成団体である「ひろしまこども夢財団」のHPで紹介中の登録店は、食べる▽買う▽理容・美容▽泊まる―など十項目に整理。地域別でも検索できる。

 二月十日には、広島市中区の広島国際会議場で、事業開始記念の無料コンサート(マイ・ハート・コンサート推進委員会主催、同応援隊、中国新聞ちゅーピーくらぶ共催)があり、地元の弦楽四重奏団が演奏する。先着四百人に託児サービスがある。県こども夢プラン推進室Tel082(513)3171。(高木潤)

(2007.1.24)


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