中国新聞


三原市、大和に幼保連携型施設
2008年春開園 5保育所を統合


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 三原市は二十九日、大和町内の五保育所の統合施設として、同町下徳良に「大和こども園(仮称)」を建設し、二〇〇八年四月に開園する方針を明らかにした。幼児教育も取り入れ、県認定こども園を目指す。

 この日、市議会の全員協議会で説明した。統合施設は設計中で、敷地は国道432号沿いの約七千五百四十平方メートル。定員はゼロ―五歳児の計百八十人前後、事業費は四、五億円を見込む。

 文部科学省の交付金を受ける幼保連携型の認定こども園を想定し、幼稚園教諭免許、保育士資格を持つ職員を配置する。三―五歳児を対象には午前八時半から午後二時まで「教育時間」を設け、共働きではないなど従来は幼稚園が対象となる家庭の子も受け入れる。

 大和町内には現在、五保育所に計百六十七人が通い、幼稚園はない。県内に認定こども園はまだなく、広島市内で一施設が申請している。(石丸賢)

(2007.1.30)


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