中国新聞


子育て 共働き家庭を支援
9月から東広島市


 協力者募り児童送迎

 東広島市は九月、子どもの送迎などを望む親と支援者を仲介する「ファミリー・サポート・センター」事業のサービスを始める。近所と協力して子育てをすることが少なくなっているため、地域ぐるみで共働き家庭などの子育てを支援する狙いで、支援者となる会員を募っている。

 市は西条西本町に三十日付で開設する「子育て・障害総合支援センター」内にサポート・センターを設置。小学六年生までの子どもの送迎や一時預かりを望む市民らを募り、依頼会員として登録。支援者は二十歳以上の市民を提供会員として募る。センターは、依頼内容に応じて両者を仲介し、依頼会員は提供会員に一時間六百〜七百円程度の報酬を支払う。

 安心して子どもを預けることができるよう、センターは提供会員を対象にした子どもとの遊び方や救命救急などを学ぶ研修会も開く。市児童福祉課は「共働き家庭や、リフレッシュの時間がほしい専業主婦らにどんどん活用してほしい」と呼び掛けている。(治徳貴子)

(2007.7.10)


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