中国新聞


安全新聞 保護者が発行
東広島の三ツ城小 児童見守り活動紹介


 1000部 家庭に配布

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児童の安全を考える新聞「あんぜん瓦ばん」を見る宇佐美さん(右)と山田さん

東広島市西条中央の三ツ城小で保護者の有志が、児童の安全を考える手作り新聞「あんぜん瓦ばん」を発行している。「地域の人同士、互いに知り合うことが安全につながる」として昨年九月から、学校安全ボランティアの活動を中心に紹介。既に第三号を数え、地域ぐるみの安全意識の向上に役立っている。(藤原直樹)

 新聞はB4判で一ページ。第三号では、青色回転灯付き車両を使った防犯パトロール隊の出発式の様子をリポート。児童の登下校を見守る活動を続けるボランティアの人物像や、安全マップづくりを体験した参加者の感想などをイラストや写真を交えて紹介している。

 発行するのは、二児の母親の宇佐美和美さん(44)ら有志三人。宇佐美さんが「地域ボランティアが熱心に見守り活動をしていることを多くの人に知ってもらいたい」とイラストが得意な仲間たちに呼び掛けて始めた。

 新聞は約千部を発行。学校を通じて保護者宅に配っている。メンバーの一人、主婦山田真紀子さん(42)は「児童の安全は多くの人によって守られていることを、新聞を通じて発信したい」と話している。

(2007.7.27)


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