中国新聞


三次のショップで毎週集い
エコ手作り育児手助け

■子ども遊ばせ情報交換

 三次市駅前商店街のチャレンジショップ「KADOYA」で毎週火曜日の午後、子育て中の母親たちが集まって、生理用の布ナプキンやアクリルたわしなど環境に優しい品物を手作りしている。「手しごとの日」と名付け、子ども同士で遊ばせながら、作り方を教えあったり、情報交換したりしている。作った品物は、各自で使うだけではなく、店頭で販売していく予定だ。

 店は五月下旬にオープン。それ以来、平日は、子ども連れで来店した母親たちが、おしゃべりをしたり、弁当持参で子どもを遊ばせながら店番をしたりしてきた。その中から、「家で一人でやるよりはかどるかも」「分からないと教えてもらえる」といった声が出、七月下旬から「手しごとの日」を始めた。毎週、三、四組の親子が訪れている。

 二歳になる息子を連れて来ていた同市十日市南の主婦、関岡美里さん(36)は布草履の制作中。「家だとほかに家事をしなきゃ、と思ってしまうが、ここなら子ども同士で遊んでいるうちにできる」と喜ぶ。店長の高藤麗子さん(39)は「子どもがいない人でも、気軽に来てもらいたい。できれば店頭販売も具体化させたい」と話している。(二井理江)

(2007.9.15)


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