中国新聞


ママ安心街歩き お役立ちマップ
尾道のグループ作製開始


photo
育児サポートができる店の情報について女性店主(手前)に聞く母親たち

 尾道市内の母親グループが、子育て支援の目線で市中心部の本通り商店街のマップ作りを始めた。市商店街連合会女性部会(木織雅子部会長、三十八人)の全面協力を得て、授乳やおむつ交換ができる店などを紹介する。

 二十三人でつくる母親グループは、昨年度の市社会福祉協議会の事業で結成。今年二月、育児に役立つ情報を発信するホームページ(HP)「子育て情報局おのみちしるべ」を開設した。十月、商店街でお薦めの店などを紹介する巨大地図を作ったのがきっかけで、女性部会との交流が始まった。

 十一日には、女性店主六人と母親四人が、同市土堂の店舗で情報交換。店主たちは「更衣室を使って授乳できる」「うちのベビーベッドを使って」などと提案し、母親たちは「HPでも紹介したい」と応えた。

 計画では、来年四月をめどに持ち歩きできる大きさのマップを作製。授乳やおむつ交換ができる店や多目的室付きのトイレ、ベンチなどの場所を示し、女性部会員の店や公共施設に置く。哺乳(ほにゅう)瓶やベッドをデザインしたステッカーも作り、協力店の入り口に張る。

 木織部会長は「ベビーカーを押して商店街を歩く人がいるとうれしくなる」。母親グループ代表の千葉紀子さんは「育児中でも安心して買い物ができる商店街として、市民や観光客にPRできれば」と張り切っている。(榎本直樹)

(2007.12.13)


子育てのページTOPへ