中国新聞


「花岡児童の家」が完成
下松で開所式 施設拡充し新装


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新しくなった児童室で遊ぶ子どもら

 老朽化と児童数の増加のために新築していた下松市末武上の「花岡児童の家」が完成し、十六日同所で開所式があった。登録児童は七十三人で、市内最大規模の児童の家になる。

 市が約三千四百万円をかけて昨年八月に着工。木造平屋建てで、延べ床面積は旧館の約一・五倍の百四十五平方メートル。一つだった児童室を二つに増やし、車いすでも利用できる多目的トイレを設置した。外の様子が見えやすくなるように児童室の窓ガラスを大きくし、安全面にも配慮している。

 式には、児童や父母ら約四十人が出席。児童を代表して花岡小三年の赤瀬開成君(9)と浜田紗帆さん(9)が、「勉強に遊びに頑張ります」と元気よくあいさつした。子どもらは早速、広くなった部屋でブロック遊びや絵本を読むなど楽しんだ。

 母の会の平田恭子さん(35)は「前は狭くてぎゅうぎゅうだったが、とても明るくなってよかった」と喜んでいた。

 市内にある小学校十校のうち、児童の家は七カ所に設置されている。(鴻池尚)

(2008.2.17)


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