中国新聞


読み聞かせ充実 文科相から表彰
みつぎ子ども図書館


photo
みつぎ子ども図書館「すくすく」の館内

 ▽平和などテーマ週1回

 尾道市立みつぎ子ども図書館「すくすく」(御調町)が、二〇〇八年度の子どもの読書活動優秀実践図書館として文部科学大臣賞を受賞することが十六日、決まった。県内の受賞はみつぎ子ども図書館だけで、二十三日に東京都内で表彰式がある。

 読み聞かせなどの積極的な取り組みが評価された。みつぎ子ども図書館では毎週一回、「おはなし会」を開催。幼児を対象に、職員と地元ボランティアが春や平和などあらかじめ決めたテーマに沿った本を朗読している。子ども読書週間(二十三日―五月十二日)には、推薦図書を紹介したパンフレットを作製し、来館者に配っている。

 旧御調町時代の〇二年十一月に開館。蔵書は二万七千九百七十冊で、うち絵本や物語など児童書は一万六千八百七十二冊と約六割を占める。〇七年度の来館者は七万九千三百六十七人。

 福原千代子館長は「今後は本の貸し出しだけでなく、催しも充実させたい」と話している。(田儀慶樹)

(2008.4.17)


子育てのページTOPへ