中国新聞


出生届 曲流して祝福
庄原市が新サービス


 歌謡曲「こんにちは赤ちゃん」のメロディーで新生児の誕生を祝います―。庄原市は二十五日から、窓口に出生届が提出された際に曲を流すサービスを始める。

 メロディーは十五秒程度。本庁舎は館内一斉放送、支所はCDラジカセを使う。月―金曜日(休日を除く)の午前八時半―午後五時半までの届け出が対象で、届け出る市民の承諾を得てから流す。著作権を持つ作詞・作曲者側から使用許可を得た。

 市内では、唯一の分娩(ぶんべん)施設だった庄原赤十字病院が二〇〇五年四月から分娩を休止しており、再開のめどが立っていない。市は「財政難の中、少子化に歯止めをかける有効な策はないが、みんなで出産を喜び、子育てを応援しているよ、との気持ちを伝えたい」と話している。(梨本晶夫)

(2008.7.25)


子育てのページTOPへ