中国新聞


学校給食米100%地元産
11月から 東広島市が農家支援


 東広島市は、県内各地で収穫された「ブレンド米」を使っている学校給食の米飯を、十一月から市内産米100%に切り替える。巨大な給食マーケットを地元の農業振興に役立てようとの狙いだ。

 調達契約を結ぶ県学校給食会と合意した。市内産米は、いずれも地元のJA広島中央が扱うコシヒカリやヒノヒカリ、あきろまん。小中計五十校、約一万六千人分のコメは、これまで通り広島市内の業者と、東広島市の河内、福富町の両給食センターで炊く。

 現在は地元産のほかに、三次、広島市などの収穫分を混ぜている。学校給食会の地産地消の定義が「県産米」のくくりだったためだ。

 東広島市議会の「県内有数のコメどころ。真の地産地消を進めるべきで、生産者の励みにもなる」との指摘を受け、市が切り替えを決めた。(境信重)

(2008.9.13)


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