中国新聞


病院内に保育施設開所 周南
看護師・医師の確保狙う


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2歳児までの5人を預かり、運営が始まった徳山中央病院の院内保育施設

 周南地域の拠点病院である周南市孝田町、社会保険徳山中央病院に一日、院内保育施設「ひまわり保育園」が開所した。看護師や医師の確保と、患者のケアに集中できる職場づくりが狙い。

 健康増進施設があった北館二階の百六十平方メートル。保育室や乳児室、安静室、調理室などを設けた。職員の子どもを対象に定員は三十人。平日の午前七時半から午後六時半まで開園し、午後八時まで延長可能。木曜は二十四時間対応で、夜勤に対応する。

 同病院の看護師は四百七十五人で、うち三十五人が育児休暇中。三十人の看護師が不足しており、家庭からの復帰を促す。今月中に女性医師の復帰も決まっているという。

 林田重昭院長は「安心して働ければ、患者により優しい気遣いができる」。一歳の次男を預け、四年のブランクを経て復帰した看護師横田静香さん(30)=同市清水町=は「何かあった時、すぐに迎えに行ける」と歓迎していた。(持田謙二)

(2008.10.2)


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