中国新聞


障害児施設 浅口に開所
笠岡市福祉事業会


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開所式であいさつする片山理事長(右端)ら関係スタッフ

 ▽小2までを日帰り療育

 浅口市で初の障害児デイサービス施設「発達支援センターあさくち」が同市金光町の市金光総合支所内に開所した。療育希望の増加を受け、障害者施設、笠岡学園(笠岡市)を運営する笠岡市社会福祉事業会が開いた。

 支所二階の会議室(約三十平方メートル)を利用。身体・知的障害に加え、落ち着きがないなどの発達障害全般の小学二年生までを対象に障害者自立支援法に基づく一日一時間半の日帰り療育をする。

 認定心理士らスタッフ三人が個別の支援計画をつくり、造形遊びなどの活動を通じ心身の発達や自立を目指す。笠岡学園職員もかかわる。定員は一日十人。自己負担は一回八百二十八円。里庄町民も受け入れる。

 笠岡市社会福祉事業会は二〇〇五年、同様のサービスを笠岡学園で始めた。昨年度は一日定員十人のところ登録児童が六十五人に上ったため、三分の一近くを占める浅口市に新設協力を打診。市は子育て支援策として会議室を無償で貸した。

 関係者約二十五人が出席した開所式では片山円(まどか)理事長が「子どもの支援を通じ地域に貢献したい」とあいさつしスタッフを紹介した。同センターTel080(3877)2490。
(杉本喜信)

(2009.4.10)


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